就活生が独力で企業分析をすることはほぼ不可能と感じた夜
2020年1月16日(木)昼。就活ブートキャンプ2021卒17期生は7泊8日のカリキュラムを終えチェックアウト。
晴れていたので布団を干して。
この20人分の布団を夕方取り込むのは私と妻の仕事、ですが今回は妻の仕事の関係で今日は私一人で(;'∀')。
経営者をやっていると椅子に座っている時間や話をしている時間がほとんど。たまにはこういう体を動かす仕事をして「働く」を体感しないといけないな、と思うのでこの作業は自分でやっています。布団取り込みは私自身の心を整えるための仕事なのです。
そして夜20時、今度は18期生20名が入居です。
今回の参加者の大学は
北海道教育大学
北海道教育大学
小樽商科大学
山形大学
日本女子大学
椙山女学園大
大阪経済大学
四国大学
福島大学
新潟大学
新潟県立大学
新潟県立大学
信州大学
広島大学
広島大学
下関市立大学
下関市立大学
大分大学
九州大学
九州産業大学
今回は同じ大学からの複数人参加が多いですね。
男性7人、女性13人。久々の女子過半数、です。
先週は男性14人、女性6人でしたから今週の皆さんはラッキーですね。
女子が多い方が男子はもちろんのこと、女子にとっても幸せな気がします。合宿を過ごしやすい、というか。
20時~入居説明会、夕食
21時~風呂(近隣の銭湯へ)
22時~勉強会
というスケジュールで進行。
勉強会は23時半で終了したのですが、熱心な男子学生5人が残って質問会。
結局夜中の2時まで。
「寝るのが惜しいくらい勉強になる」との感想をいただきました。
「このキャンプに来て良かった」とも。
このような感想をいただいた一番の理由はなにか。それはその質問会で盛り上がったのが単なる就活対策ではなく、「会社経営で最も重要な数値とは何か」「決算書の簡単な読み取り方」「持ち株比率とは何か」といった経営学の話に及んだからです。
そこは10年以上実際に会社経営をしてきた私のリアルな話です。なので大学の授業にも負けません。
例えばこんな話。
(持ち株比率と株主の権利)
1株以上-議事録閲覧権・株主代表訴訟
1%=株主総会における議案提出権
3%以上=株主総会の招集、会社の帳簿等、経営資料の閲覧ができる。
33.4%(1/3以上)=特別決議を単独で阻止することが可能
50.1%(1/2超)=株主総会の普通決議ができる。役員報酬の変更、剰余金の配当などの事柄を単独で可決できる。
66.7%(2/3以上)=株主総会の特別決議ができる。取締役の解任、定款変更、合併や解散、など、会社経営に関する重要な事柄を単独で可決できる。
100%=全て自分の意志で決定する事ができる。
株式会社の重要なルール。これを触りだけでも知っている就活生はほぼ皆無なんですよね。
知っている人から教われば15分でわかる事なのですが。
改めて思ったことは「就活生が独力で企業分析をすることはほぼ不可能」ということです。
私も経営学部卒だから言えることなのですが「大学教育、もうちょっと頑張ってほしいな。」